![坂の上の小家 南面 坂の下から見上げる](https://ogata-arch.com/wp-content/uploads/2022/10/8510eb0bfe62bcc7285a0b0e07e1be0f.jpg)
![坂の上の小家 北面 坂の上から見る](https://ogata-arch.com/wp-content/uploads/2022/10/55859249981df8d2afd31282387761c4.jpg)
![坂の上の小家 西面 杉板張りの外壁を見る](https://ogata-arch.com/wp-content/uploads/2022/10/2976e5ff02d7108941ea30f9a2be8ce0.jpg)
![坂の上の小家 北面 夜景](https://ogata-arch.com/wp-content/uploads/2022/10/7742a6c951eaf6815612f9b64f1039d8.jpg)
![坂の上の小家 南面 夜景](https://ogata-arch.com/wp-content/uploads/2022/10/cf95c14971ea9f7d3b1abd8ddaf279a6.jpg)
![坂の上の小家 玄関](https://ogata-arch.com/wp-content/uploads/2022/10/689338a8287ec42d47fdd8725c265f8c.jpg)
![坂の上の小家 ダイニング リビング 勾配天井](https://ogata-arch.com/wp-content/uploads/2022/10/deb959d93d50a209d7eed0b91091d644.jpg)
![坂の上の小家 リビング ダイニング 勾配天井](https://ogata-arch.com/wp-content/uploads/2022/10/d8d88ebb328545c23e644b17a9ec8350.jpg)
![坂の上の小家 リビング ダイニング 勾配天井](https://ogata-arch.com/wp-content/uploads/2022/10/42daa6c5a540cfd38081a4969e8ef27b.jpg)
![坂の上の小家 キッチン](https://ogata-arch.com/wp-content/uploads/2022/10/66a70797e45a93d439bfc33a9ee515c2.jpg)
![坂尾上の小家 階段からダイニングを見る トップライト](https://ogata-arch.com/wp-content/uploads/2022/10/376feb8338d559887caee6e7b5db8aaf.jpg)
![坂の上の小家 階段室 トップライト](https://ogata-arch.com/wp-content/uploads/2022/10/21052fe21ef8b37b77ff3683c88fe760.jpg)
![坂の上の小家 階段 玄関](https://ogata-arch.com/wp-content/uploads/2022/10/e57fc4ac353485e9cb462f12a6140fe6.jpg)
![坂の上の小家 玄関](https://ogata-arch.com/wp-content/uploads/2022/10/6dd8567764c2b801a87d9fead00c197a.jpg)
![ウッドデザイン賞受賞 2016年](https://ogata-arch.com/wp/wp-content/uploads/2022/08/WD2016tate.jpg)
木材をふんだんに使った混構造の小住宅。
建物のボリュームを抑え屋根を寄棟にすることで
壁面が少なくなり更に軒を深く出すと壁面に影が出来て
建物が傘をさしたように
雨、風や日差しを和らげてくれる。
また壁面が少ない為、斜面地の下からの吹き上げも
軽減され外壁が木製でも安心できる。
深い軒がつくる影と外壁の黒色、
総2階建の凹凸の少ない控えめな表情となるように
窓の配置を検討し、小窓や階段上部のトップライトで
通気や光を取り込んでいる。
建物はコンパクトにして敷地ほぼ中央に配置することで
道路から距離が生まれ、背景に広がる既存樹木の緑が
映えるようにした。
かつてこの地域が自然と密接だったことを踏まえ、
杉板の外壁が背景林に馴染み、
建築が地形に寄り添う「私地公景」となることを
心がけた。
2階のリビング・ダイニングの窓をコーナーに設けて
隣地や周辺と視線の重なりを避けると
視線が重ならないだけでなく近隣の庭を借景でき、
南前方に広がる大阪平野まで視線が広がった。
また、勾配天井で包んだ室内や外壁を板張りにすることで
内部・外部共自然素材の柔らかな表情になり
住み心地の良い空間となった。
所在地 : 兵庫県宝塚市
構造 : 1階RC造+2階木造
敷地面積: 139.72㎡
延床面積: 74.52㎡
撮影 : 松村芳治氏