場所は大阪市内にあり車や人の往来が多く
雑踏の絶えない場所で、
何処へ行くにも交通の便が良く移動がスムーズである。
移動がしやすいと離れた場所でも身近に感じられる。
この住宅は今いるところから別の場所を
身近に感じられることを目指し、
直階段と折れ階段を組み合わせた階段で
廊下をなくしている。
それが住宅内部の移動を容易にし
ワンルームよりもワンルーム的だ。
ファサードは門型の袖壁を設け道路まで防火壁をつくり
外壁を板張りにして、前庭を道路からの緩衝帯として
都市型住宅でのプライバシーの確保や、
防犯への配慮をしながら街への表情に
柔らかさを出している。
所在地 : 大阪府大阪市
構造 : 木造2階建
敷地面積: 74.34㎡
延床面積: 106.19㎡
撮影 : 松村芳治氏